「毎日毎日、朝から晩まで働いて、子供の世話してご飯作って…もう無理!頭がおかしくなりそう…」
症状の大小はあれど、ほとんどのワーママは「メンタル崩壊しそう」とが感じているのではないでしょうか。
私もワンオペ育児のワーママ時代、残業が続き、ついには朝方まで帰れなかった日のことを今でも忘れはしませんよ。
朝仕事に出掛け、夕方一旦保育園へお迎えに行って自宅まで送り届け、再び会社へ出向いて帰宅が明け方の4時。
小学高学年だった長女にコンビニでご飯を買うように、そして下の子の面倒を見るようにお願いし…。
帰宅後は椅子に腰掛けたまま動けずそのまま爆睡して、目覚めるとシャワーと朝の支度をしてまた出勤。
ブラック企業だけどお金のためと割り切っていたつもりでしたが、メンタルはズタズタでした。
でも、こんな状態が続いたある日、「◯◯だから」を捨てたことで、乗り越えることができたんですよ。
メンタル崩壊してもう限界だと感じているワーママ、回避のワザを3つお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ワーママのメンタル崩壊】こんなサインは気をつけて!
ワーママがメンタル崩壊寸前となると、心や体にさまざまなストレス反応が表れてきます。
特に、頑張り屋さんのワーママは、常に緊張していて自分のストレスに気がつかなかったり、わかっていても日々の忙しさに流されて、対処できないこともあるでしょう。
放っておくと最悪の場合はうつ病になって、普通の日常生活がでさえおくれなくなってしまいかねません。
仕事どころか、家事も育児もできなってしまってからでは遅いですからね。
まずは、自分の状態(メンタル崩壊のサイン)を把握することは、とても大事です。
精神的ストレス反応
- ちょっとしたことでもイライラする。
- 何に対してもやる気が失せる。
- 気分が落ち込んで悲しくなる。
- ネガティブ思考になり不安になる。
- やろうとしても集中力が続かない。
- 常に気持ちが緊張してリラックスできない。
- 突発的に癇癪を起こしてしまう。
肉体的ストレス反応
- 頭痛が頻繁に起きる。
- 睡眠障害・睡眠不足になる。
- 胃が痛い。
- 肩こり、めまいがする。
- 朝、起き上がれない。
- 嫌なことを考えると動悸がする。
- 食欲がわかない。
もしこのような症状が続くようでしたら、すぐに専門の医療機関で受診することをまずお勧めします。
いやいや医療機関の受診まではと躊躇されるのでしたら、このあとお伝えするワーママのメンタル崩壊を回避する3つのワザを参考にして実践することをおすすめします。
【ワーママのメンタル崩壊】を回避する3つのワード
ワーママがメンタル崩壊と感じる原因は、ワーママ自身がよくわかっているはずですが、世間ではストレスを感じたら、その原因を探って取り除けば良いと言います。
でも、原因が子育てだったら・・そう、これは放棄することはできませんよね。
放棄できないのであれば、解決は難しく感じますが、でも実際は子育てだけではなくて、家事全般、職場のあれこれ、夫との関係など複雑に絡み合っているはずです。
それゆえ子育てのことを改善するにしても、絡み合った原因を見つけて取り除いたり減らしたりしない限り、問題を改善するママ自身の余裕は生まれてきません。
そこで、ワーママがメンタル崩壊を回避するコツとしては、まずはとにかく自分に優しくなってあげましょう。
ここにあげた3つの回避のワザのうち、1番目と3番目はすぐにできる方法ですので、自分に優しくなって余裕を作ってみてください。
いつか楽になるだろうではなく、今から楽になっていかないと、病気になってからでは遅いですからね。
3つの「〇〇だから…」
1. 〇〇だからストレスを感じていることを書き出す。
2. 〇〇だから仕事をしていることを見直す。
3. 主婦だから、妻だから、母だからを、完璧にやろうとしない。
1. 嫌なことを紙に書いてみる
◯◯だから私はストレスを感じていると思うことを、全部紙に書き出しましょう。
ストレスの要因、ネガティブ要因を筆記開示する「エクスプレッシブ・ライティング」という方法です。
これは、アメリカの心理学者ジェームズ・W・ペネベーガーによって生み出され、筆記開示がもたらす効果はストレスが緩和され、メンタル強化に健康の改善もされるというもの。
用意するのは紙とペンだけ。
20分から30分書く、寝る前や仕事終わり、毎日書くのが効果があると言われています。
でも、そんなこと気にしないで。
それこそストレスになりそうなので、ママのイライラした時や書ける時だけで構いません。
難しいことは正直わからないのですが、自分を主観的から客観的な目線に持っていけたり、感情を紙に吐き出すことで落ち着いていくのは確かですよ。
あれですよ、あれ、昔話題になったトイレに流せるメモ用紙や、嫌いな人の名前を書いて黒く塗りつぶして燃やす黒魔術と似たようなものじゃないでしょうか。
2. 環境を変える
仕事に対するこだわりの◯◯だからから一度離れて、環境を変えるのもひとつの手です。
お金のためだから、キャリアアップのためだから・・・ワーママにとって仕事へのこだわりがあるのであれば、それはそれで素晴らしいことです。
仕事に頑張れるワーママは、他の方法で健やかなメンタルを保つようにしてください。
仕事にそこまでこだわりがない方は、フルタイムからパート、時短勤務、フレックス勤務、自宅から近い職場への転職、在宅勤務への切り替えなどを一度考えてみませんか。
ライフワークに合わせての勤務であれば、時間に少し余裕ができるはずです。
在宅勤務に憧れるけどスキルがないと諦めているのであれば、無理しなくても務められる環境の職場に変わり、少しずつスキルの勉強をして移行していくこともできます。
長い人生、自分の人生は自分しか切り開けません。
長い人生、自分を守れるのは自分しかいません。
3. 便利なものはトコトン使い倒す
主婦だから家事をしっかりやらないと、こういった呪縛に囚われていませんか。
主婦だって生身の人間ですから限界はありますよね。
世の中には便利なものやサービスが売るほど(実際に変えますが・・)あります。
上手に利用して、ワーママが大変なのは当たり前から逃げてください。
便利・時短家電を利用する
家事を楽にする”ほったらかし”家電を使うことは、ママの負担が驚くほど減ります。
・ロボット掃除機 充電からスケジュール管理までできる
・電気調理鍋・電気圧力鍋 材料投入だけで勝利時間も短いほったらかし家電の代表格
・食器洗い乾燥機 汚れた食器を入れるだけで洗浄から乾燥まで、水道の節約にも
・洗濯乾燥機 洗濯から乾燥まで、干す手間が省ける
宅配・家事代行サービスを利用する
自宅にいながら利用できるサービスは、ワーママのタスクが一番減らせます。
・宅配食サービス 栄養バランスの取れた冷凍のお弁当、子供専用からマタニティママ用まで多彩
・宅配食材サービス 種類も豊富で、買い物の手間が省ける
・宅配クリーニング クリーニング店へ行かなくても、宅急便で自宅回収してくれる
・家事代行サービス 掃除、食事、子守り、送迎などサービス豊富
この中で私が使って良かったのが、「家事代行サービス」です。
1時間単位からでも頼めたり、留守中でも食事の作り置きも頼める超便利なサービスです。
掃除は何が何でもやらなきゃいけないわけではないのですが、子供の食事は悲しいかなそうはいかない。
そこで、メニューのリクエストも可能だったので、よく5品ぐらい子供の好きな料理で作り置きをお願いしていました。
冷凍保存ができるのも良かったのですが、手作りということで自分の罪悪感も少し薄れたのが良かったかも。
まあ何より、子供が美味しいと喜んでくれたのが一番でしたがね。
「家事代行サービス」は、料理だけでなく、普段なかなか手がつけれれない水回りのお掃除などと使い勝手がいいので、ママのやらなきゃが減って楽になるのでおすすめですよ。
放下著 〜 ほうけじゃく 〜
心がホッとする、禅の言葉です。
いっさいを捨て去ると全てが生きかえる。
「◯◯だから私は辞められない」、「◯◯だから私がこうなる」、「◯◯だから私がやらなきゃいけない」。
一度全ての荷を下ろして、素の自分に戻ってみませんか。
執着を捨ててこそありのままが見えて、本来のあるべき自分が見えてくることでしょう。
次からは具体的に、「◯◯だから」の執着を捨てることに焦点を置いて考えていきましょう。
まとめ
未就学の子供を抱えているワーママは、人生の中で一番大変で忙しい時期と言っても過言ではありません。
我が子という命を育みながら働くママ、すごいことをしているのですから自信を持って生きてください。
ワーママがメンタル崩壊したら、夫にも子供にも影響を与えてしまいますからね。
今日お伝えした回避術を参考にして、心身ともに健全に日々が送れるママを目指してください。